皆さんはバーべーキューに使用する炭、意識して選んでますか?
使用済みの、炭の分別、知ってますか?
後始末は大事ですよー。
私は特に意識することなく「何となく。」で、ホームセンターなどで6キロ800円とか8キロ1000円くらいのごくごく普通のバーベキューの炭として販売されているものを購入しています。
使ってる炭の箱をよく見てみると「木炭」って書いてあるだけであまり気にせずに値段重視!
炭といっても炭にはちゃんと種類があるんですね〜。
着火のしやすいもの、長時間使用できるもの、それなりに使用用途があるわけなのです。
これらを理解して炭を使用することによってバーベキューやそれ以外の使い方もできるのです。
頭がこんがらがってきたのでまとめてみました。
木炭の種類っていっぱいあるけど、どう違うの?
基本的に木炭には、「黒炭」「白炭」「成形炭」といった3種類に大分されます。
黒炭は広葉樹の原木を炭焼き窯で蒸し焼きにしたもの。
白炭は主にカシの木を蒸し焼きにしてから灰をかけて消したもの。
炭で有名な「備長炭」は白炭になります。
白炭の用途は様々で、浄水や、消臭、脱臭、除湿などにも代用可能なのです。
よく消臭剤変わりとして備長炭が売られていたり、旅館などでも消臭剤として置かれているのを見かけますよね。
成形炭はヤシガラやオガクズを固めて炭化させるか、石炭の粉を固めたものになります。
それぞれ火つきや火力、値段が違います。
石炭由来の豆炭というものもありますが、豆炭は石炭特有の異臭を発するのでバーベキューなど直接調理する時は使用できません。
黒炭はナラやクヌギが原料で火つきが良くて安価なので料理に暖房にと使い道多数。
バーベキューに最適です。
白炭は火つきが悪いが扇ぐことで火力の制御がしやすいので調理用には最適ですが、値段が高いのが難点です。
備長炭で料理と言えば、焼き鳥屋さんを連想してしまうのは私だけ?
備長炭は着火までの時間がかかるので料理プロ向きです。
成形炭はヤシガラやオガクズを固めて炭化させたもので着火剤付きのタイプもあり初心者でも簡単に着火できます。
着火してからすぐにバーベキューを始めず、火が落ち着いてから焼くのがコツですね。
最初は着火剤の成分が燃えているので食材に臭いが付いたりするので注意が必要です。
値段順に言えば、高い方から 白炭>成型炭>黒炭 になりますね。
キャンプ場に着火剤が山盛り落ちてるかも!困った時の自然の着火剤とは?
市販の着火剤以外にも自然のものや普段使用しているもので代用することも可能です。
松ぼっくりや杉の葉、竹の皮が代用品になります。
着火剤として売られているものと比べればちょっと弱いですが、すぐに火がつきます。
松ぼっくりや松葉、杉の葉といった針葉樹の樹皮などは樹脂を多く含むので着火剤として代用できるのです。
子供連れのキャンパーなら、遊びながら松ぼっくりを集めることもできるしオススメですよ。
また、アウトドアで何かと役立つのか牛乳パックです。
まな板代わりにもなるし、当然着火剤として利用できます。
牛乳パックは紙の内側と外側をポリエチレンでコーティングされています。
新聞紙などを使用するよりも長く火がついた状態を保ってくれるのです。
炭の分別、知ってるようで自信ない~
先日、北海道の海岸で、まだいこっている炭が砂の中に埋められていて、小学生の男の子が両足に大やけどした事故がありました。
わざとなのか何なのか分からないけど、ほんとに腹立ちますね。
木炭は、土に埋めても自然には還りません。そのままの形で残ってゴミになるだけです。
ほとんどのキャンプ場では、炭を捨てる場所があります。
指定された場所に捨てましょう。自然に還ると勘違いしてサイトやサイトの裏の山に捨てたりしない!
自宅の庭などでバーベキューをした場合などは、各市町村の分別に従って捨てますが、だいたいは燃えるゴミ・燃やせるゴミです。
豆炭や練炭など、石炭由来の炭は、有害物質が含まれているので、土に還そうとするのはもってのほか。だいたいは可燃ゴミ、とされていますが、後始末は注意が必要ですね。
炭の話でした~