ダッチオーブン使ってますか?
キャンプやアウトドアに慣れてきたら、ダッチオーブンを使ってみたい!
キャンプ料理の憧れですよね~。
ダッチオーブンを使った料理のレシピもいっぱいあります。
でも、ダッチオーブン=手入れが大変なイメージ。
この便利な世の中やのに、あえてめんどくさい作業をするのがキャンプなん?
そもそも、ダッチオーブンって何?
ダッチオーブンとは分厚い金属製の蓋つき鍋のうち、蓋に炭火を載せられるようにしたものの名称です。
素材は、鋳鉄製のものが一般的ですが、アルミニウム合金や鋼板製・ステンレスのものもあります。
ロッジ社、ヤマゼン、キャプテン・スタッグ、ユニフレーム、SOTO等様々なメーカーから多様な商品が販売されています。
ダッチオーブンで何ができる?他の鍋と違うところは?
ダッチオーブンの特徴は鍋に厚みがあることで、温度変化が少なく鍋全体が均一の温度に保たれ、食材にじっくりと火が通ります。
また、食材から出た水分による水蒸気が蓋と鍋の隙間を埋めて、蓋本来の重さも手伝って密閉状態になります。
この状態で熱し続けられると、内部の気圧が高くなり圧力鍋と同じ状態になります。
さらに、水分が蒸気として逃げないため食材の水分を利用した無水調理ができます。
シーズニング方法は?普段の使用後の手入れは?
手入れのお話です。
「ダッチオーブン」として製造販売されている鋳鉄製のものは、「シーズニング」と呼ばれる作業を行う必要があります。
これは意図的に鍋に黒錆(四酸化三鉄皮膜)を発生させることで、鍋の腐食を防止する作業です。
シーズニングによって黒錆びが発生したダッチオーブンの中でも、長年の使用によって重厚な黒錆びが付着しているものは
「ブラック・ポット」と呼ばれて美的鑑賞の対象になることがあります。
シーズニングの一般的な手順は、
①錆止めオイルを、洗剤を使って丁寧に洗い落とししっかりと乾燥させる(新品時のみ)
②鍋と蓋に食用の植物油(オリーブオイルやサラダ油)を薄く塗り、30分から60分ほど火にかけて熱し、自然冷却させる。煙がすごいけどガマン!
この作業を2〜3回繰り返します。
③鉄臭さをとるため、鍋にネギやショウガなどの香りの強い野菜クズを入れて炒める。
この作業も2回ほど繰り返した方がいいです。
洗剤や金属たわしは使用せずにスポンジや亀の子たわし等で洗い、火にかけて空焼きして乾燥させます。
使用後の手入れは
調理後は、基本的には洗剤や金属たわしを使わずに洗い、火にかけてよく乾燥させる。
この状態からさらに植物油を薄く塗布するのが望ましいです。
焦げつきがひどい場合には、そのまま火にかけ続けて完全に炭化させて、へらなどでこそげ落とす。
毎日のように使う鍋であれば、金属たわしで掻き落としてからさっと空焼きして再び黒錆びをつけてやるだけでもいいです。
きちんと黒錆びがついた鉄鍋は洗剤を付けた程度ではコンディションは変化しないようです。
そもそも黒錆びとは強靱な酸化鉄の皮膜です。
洗剤は界面活性剤ですが、界面活性剤は酸化鉄の皮膜のさらに表面に残った油脂を洗い流しはするが、四酸化三鉄皮膜を侵すものではありません。
鉄鍋は基本的に四酸化三鉄皮膜によって保護されているのであって、表面に残留した油脂分によってではありません。
よって、頻繁に使用する場合は黒錆びの皮膜だけで充分なようです。
もちろん年に数回しか使用しないような場合、油を引くに越したことはないですね。
難しい事書きましたが、要は使い込んでいけばいくほど手間もかからなく、愛着のある調理器具になるということです。
やっぱり手入れが簡単なダッチオーブンがいいんちゃう?
我が家が使用しているダッチオーブンは価格的にかなりリーズナブルなキャプテンスタッグのダッチオーブンです。
3,400円程度で買いました。
価格は安いので、当然鋳鉄製でシーズニングが必要で手入れが大変です。
まだまだ使用頻度が少ないので、毎回手入れが必要です。
手入れが大変というのは、購入して新品時のシーズニングが大変なこと(初回の1回だけなんですけど、シーズニング好きな人いますか(^^;?)、
毎回使用後に錆びを気にして極力すぐに水洗いして焚火やガス器具で乾かして油を塗って保存しています。
使用後に長く放置できないというのが少し気になるところです。水に濡れたままだと錆びは早いですから。
ただこれらの嫌な部分をなくしてくれるダッチオーブンもあります!
SOTOから発売されているステンレス製のダッチオーブンです。
ステンレスなのでなかなか錆びませんし、毎回使用時に洗剤で洗うことができるので清潔さにこだわる人などはこちらの商品が良いと思います。
ネックは価格がそれなりに高い。
ただこの先何年も使えるものなので、おすすめです。
10インチ(25㎝ちょい)で、20,000円ぐらいします(^^;
ソト(SOTO) ステンレスダッチオーブン10インチセット(収納ケース・リッドリフター付き) 【特別お買い得セット】 ST-910YS
- 出版社/メーカー: ソト(SOTO)
- 発売日: 2014/11/10
- メディア: スポーツ用品
何回も使用して「ブラック・ポット」と呼ばれる、使い込んだ味、玄人っぽいところを見せたければやっぱり鋳鉄製ですね。
それがキャンプ料理の醍醐味なんかな。
男性は鋳鉄製を選ぶんですよね。手入れが好き。靴なんかでも大事に磨きますよね。
女性は、清潔なのが好きだから、鍋も洗剤でゴシゴシこすってピカピカに洗いたい。
そんなイメージですが、皆さんはどちらが好きですか?