【目次】
キャンプ場で、子どもが蚊などの虫に刺されたら心配ですよね。どんどん腫れて、急に容態が悪化しないか気になります。
そうならない為にも、虫の種類を知り、どんな虫に刺されたか、刺された時の応急処置を頭に入れて準備していれば、いざという時に役に立ちます。
蚊、あぶに刺された時の対処方法
蚊は人や動物を吸血する時、麻酔の成分と血をサラサラにする成分のある唾液を注入します。その唾液が腫れとかゆみを引き起こします。
刺されたらすぐに石鹸でその唾液を洗い流すと腫れとかゆみが軽減されます。
大人は蚊に刺されたらすぐに腫れますが、子どもは刺されてから1~2日後に腫れとかゆみの症状が現れる事が多いので、刺された?と思ったら腫れてなくても石鹸で洗い流す事をおすすめします。
唾液が酸性なので、アルカリ性の石鹸を使う事で中和されます。
アウトドアなどで石鹸がない場合は、刺された箇所を少量の塩でもむと、唾液を排出させる事ができます。
洗い流したら、冷えた缶ビール・缶ジュースで冷やします。
刺された時にしっかり処置すれば、かゆみもほとんどなく、ぶり返しもほぼありません。
あぶに刺された時も蚊と同様に、刺された箇所を石鹸で洗い流しましょう。
あぶに刺されたらチクっとした痛みがあります。あぶは皮膚を噛み切って皮膚をはがしてから流れる血を吸います。まだそんなに掻いてないのに血が出ている時は、あぶの仕業かもしれません。
ぶよ(ぶゆ・ぶと)に刺された時の対処方法
ぶよはあぶ同様噛み切って皮膚をはがして、流れる血を吸います。
が、ぶよはやっかいです。小さいのにやっかいです。
ぶよは吸血する時に毒を注入します。ラブではありません。
皮膚を噛み切って傷口を広げてるので、毒もどんどん入っていきます。
あぶよりも赤く腫れあがり、かゆみもひどいです。
ぶよに刺されたと気づいたら、ポイズンリムーバーを使用します。
なければ石鹸で洗い流す!しぼる!
かゆみを抑える抗ヒスタミン成分とステロイドの軟膏で様子を見ます。
子どもなら、キャンプが終わったら病院でみてもらった方がいいです。
あまりに腫れていたら、抗生剤の飲み薬が処方されます。
ひどい状態でそのままにしておくと、掻きむしりまくって、とびひになるし、傷が残ってしまいます。
ポイズンリムーバーは、エピペンのように、アレルギー反応を抑える物ではありません。
刺された箇所に当て、ポンプを引いて吸い上げる。それだけの物です。
ぶよや蜂にさされたら、即座にポイズンリムーバーを使用し、その後病院へ行ってください。
ポイズンリムーバーは洗って消毒すれば何度も使えます。
虫に刺されて赤く腫れあがる原因は?
蚊、あぶ、ぶよ(ぶゆ)、ハチに刺されて、発疹とかゆみがでるのは、ご存じのようにアレルギー反応です。
アレルギー反応は、初めて刺された時は出ません。食べ物のアレルギーも同様です。
初めて体に入った時は、身体の中で「はじめまして。」と挨拶をしています。
次に会った時が重要です。
体が異物と判断し、アレルギー反応が起こります。
体が異物と仲良く出来るかどうかは、個人差があります。
「絶対会いたくないやつ」と体が判断すれば、2回目は激しくアレルギー反応が起こります。
特に蜂は注意が必要です。何回目でアナフィラキシーショックを起こすかは個人差があります。
あぶ、ぶよ、蜂はその毒性が強い為、初めて刺された時も赤く腫れあがり痛い思いをします。
子どもは蚊に刺された回数が少ないので、腫れやかゆみが強くでます。何日も長引きます。
一方、おじいちゃんおばあちゃんになると、免疫がつき、アレルギー反応が出にくくなって、蚊に刺されても動じなくなります。
キャンプ場で虫にさされない為の予防
キャンプ場にあぶやぶよがいたら、子ども達には近づかないように言いましょう。
もし、半そで半ズボンなら、長袖長ズボンに着替えた方がいいです。
首にはタオルを巻いて、肌の露出を少なくして、どこかに行ってしまうのを待ちましょう。
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